
過去にやったカスタム記録のデータファイルを整理してたら
AK47リアル塗装の画像を発見したので、今さらアップロードします
簡単ですから、是非試してみてください
10年前はリアルウッドのコンバージョンキットなんて高嶺の花でしたが
ここ数年の間に中華が量産するもんでリアルウッドはお安く入手できるようになりました
電動ガンに限定すると
カスタムパーツといえば東京マルイ準拠を前提に製造されるのが当たり前でしたが
AKシリーズに於いてはLCT、E&Lなどが接合方法、寸法など実銃を模した製品を販売し、よりリアル志向のユーザーに人気が高まっています
カスタムパーツ市場は基本設計をマルイ系、LCT系と二極化しています
(細かく分ければもっと色々とあります)
安さと造りの悪さを第一主義に掲げる三流中華メーカーは、AK○○はLCT系、AK●●は東京マルイ系と、方針ブレまくりで、一見同じに見えるパーツでも「付けてみないと分からない」状態です
私も被害者で、適合を匂わせる言葉に騙されてウッドパーツを削ったものです
湿気の多い日本で、年に数回しか使わないリアルウッドパーツを庶民が長く所有するには管理も大変です
しっかり乾燥した木材に、最適な塗料を塗ったパーツはまだマシですが、私は中華の安いウッドパーツで割れやカビの発生を経験しました
横着者の私には格安ウッドパーツは合わないよです(笑)
全ての電動ガンはサバゲーで使うのが目的ですから
寸法精度が良く、軽くて強いプラでも充分です
そんなわけで、東京マルイのプラパーツをリアルウッドに塗装して参ります
AKウッドパーツといえば本式は合板ですが、さすがに重なった木目を再現すのは時間がかかるので
「雰囲気だけウッド」にて簡単な塗装作業を進めます
塗装前はコレですね

本体から外したパーツ
・ハンドガード(上下)
・グリップ
・ストック
(曇りのち晴れの屋外で作業しているため日差しの都合で若干色味が変わります)

マルイ純正もロットによって濃淡が異なります
今回のパーツは少し明るめでした(中華代表格のCYMAは全体的に明るい)


その辺に転がっているブロックの破片を使います
木目の繊維を再現します
手の下にある車のタイヤ止めのカドでスリスリを試みましたが線状には削れませんでした

ブロックの破片で全体にスジを入れます
本体の中間だけシャコシャコやってもダメです
端部から端部まで、しっかりやりましょう

こうやって
シャコシャコ削ります

イメージでは揃った真っ直ぐな線を再現したかったのですが
難しいですね
ブロックで真っ直ぐに削っているつもりが、波打ってしまいます
剣山とかあった方が良かったかな・・・

塗ればある程度は誤魔化せるので次に進みます
線付けが終わったら、打撃です
所々凹んだ方がリアルな仕上がりになります
ドライバーでガンガンやる方もいる様ですが、段取りが面倒なんで石でやります
遠慮したなぁ・・・
もっとクッキリとしたキズ付けても良かったかな

全体に軽くサンドペーパーかけます
これは塗料を乗り易くするためと、木材特有の曇った表面にするためです
AKMやAK74あたりからニスのベタ塗りが主流ですが、AK47は木材の地肌っぽさがあった方がリアルです
本当は粒子の粗い80番くらいが良かったのですが、手元に220番しかなかったので諦めて220番使います

ブロックで削った線と同じ方向に削ります
間違っても弧を描くように削らないでください
そして撮影後、サンドペーパーが風で遠くに飛んでいきました・・・

一旦洗浄
塗装の乗りを良くするため中性洗剤を使い、タワシで削り粉をよく洗い落とします
しっかり乾燥させたら塗装です
使うのは
・ツヤ消しブラックのラッカー塗料(缶を少し熱してます)
・パーツクリーナー

色々なラッカー塗料を使ってきましたが、このメーカーのスプレーが一番良い!
最後まで粒子が細かい
毎回ホームセンターで買ってますが、同じ物を扱ってない場合が多いですね
私が買ってるのはダイユーエイトというローカルのホームセンターです
少し下地のプラ色が見える程度に、全体に噴きつけます
1回で塗ろうとせず、3回程度重ねましょう
スプレーは20センチ以上離した方がきれいに塗れます

5分くらい乾燥させたら
布にパーツクリーナーを吹き付けて磨きます
本体に直接吹き付けると全体的にはがれやすくなるのでお勧めしません

一気にやろうとしてはいけません
少しずつ様子を見ながら磨いていきます

忘れてました
ハンドガードは内側も塗りましょう
ハンドガードの上下の合わせ面に純正の明るい茶色が残っては台無しです

本体の中間やカドを入念に磨いて塗装を落とすと雰囲気出ます

キレイに落とそうとせず、ややマダラな方が自然な感じでイイですね

ここから、もう少し塗料を落としました

ここまでで90%完成
パーツクリーナーが揮発すると、全体的に白味かかった曇った色になります
この曇りを解消するために、シリコンスプレーを全体に軽く噴きつけます
シリコンスプレーを布でしっかり磨いて
完成!
組み付けてみます

東京マルイのAK47らしからぬ、重厚感が出ました

強いて言うならグリップとハンドガードはもっと落とした方が良かったかな
ま、使ってるうちに落ちて来るでしょう
パット見、リアルウッドぽくないですか!?

ノーマルパーツと比べると、違いは歴然です!

そんな難しい作業ではないので、是非お試しください(*^_^*)

ここまでやると
フレームのプラが・・・ 気になるなぁ・・・